80周年の節目に、私たちが選んだ記念品とメッセージ
ありがたいことに、私たちのハンガーはこれまで数多くの企業の周年記念品としてご利用いただいてきました。
「毎日、長く使えるものを贈りたい」
「縁起の良さも大事」
「配って終わりではなく、記憶に残るものがいい」
そんなお話を、お客様と何度も重ねてきました。
そして2026年。私たち自身が、80周年という大きな節目を迎えました。
中田工芸本社の地元・兵庫県豊岡市にて、ささやかながら周年記念の式典を行うこととなり、ご来賓の方々へお贈りする記念品を検討することになりました。
これまで支えてくださった取引先のお客様やパートナーの皆さまへの感謝を、どのようにお伝えしようか。普段は記念品を提案する立場の私たちですが、いざ自分たちの記念品を考えはじめると、意外にもすぐには決まりませんでした。
「何」を贈るかの前に、「どんな思い」を伝えたいか。
そんな”問い”から始まった、80周年記念品づくりの話です。
80年という節目を迎えられたのは、皆さまの温かいご支援があったからです。その感謝のしるしとしてお贈りしたいので、永く時を共にできる本物の手仕事にこだわりました。皆さまの暮らしに彩りと福を添える品であること、末永くご愛用いただけるものでることを重視しました。
「輪島塗のお盆」


一つ目の記念品は、職人の魂が宿る伝統工芸「輪島塗のお盆」を選びました。この輪島塗のお盆は、石川県輪島市の株式会社岡垣漆器店の「千舟堂」様に製作いただきました。
中田工芸と岡垣漆器店の出会いは2013年。同じ志を持ち世界に向けて挑戦する岡垣社長は豊岡にもゆかりがあり、共に刺激し合う良きパートナーです。岡垣社長は、現在も石川県能登・輪島で、長年にわたり伝統工芸「輪島塗」を守り、現代の感性を取り入れながら新たな価値創造に挑み続け、国内外を飛び回っています。
当社のハンガーブランド「 NAKATA HANGER 」は、十年以上前から石川県輪島市にある 岡垣漆器店(千舟堂)と共同で、輪島塗ハンガーを製作・販売しています。輪島塗りの奥深い世界は、ぜひこちらをご覧ください。
https://www.nakatahanger.com/features/wajima2025/
このようなご縁から、記念品に岡垣漆器店(千舟堂)様の輪島塗を選びました。手に取った瞬間、輪島塗の美しさに引き込まれます。お盆の裏には当社のコーポレートロゴを施しました。

岡垣社長には式典の記念講演にて、すばらしいお話をしていただきました。ご来賓の皆さまに講演を聞いていただいたあとに、祝賀会で記念品をお渡しする流れでしたので、輪島塗に込めた思いが皆さまに届けられたのではと思います。


「80周年記念ハンガー」
二つ目は、長く共に歩んできた台湾のパートナー企業と共同製作した「80周年記念ハンガー」です。
80年、という時の重み。記念品のコンセプトを考える中で、改めて「8」という数字に目を向けてみました。8は漢字で書けば「八」。末広がりの形です。
80年間支えてくださった皆さまへの感謝。そして、受け継いできたものづくりを次の世代へつないでいきたいという想い。そんな願いを「八」に重ねて考えたとき、自然と記念品として選んだのは、長年つくり続けてきたハンガーでした。
記念ハンガーに刻んだ言葉は「Craftsmanship」

これまでお客様にご提案してきた周年記念ハンガーでは、ロゴマークや周年ロゴを表面に刻印することが定番でした。お客様からもその旨のご要望をいただくケースもあり、これからも定番のスタイルであると思います。実際に、中田工芸でも80周年記念ロゴをつくり、当初はそのロゴを刻印することを考えていました。
しかし、議論を重ねる中で、ある問いが生まれました。
「80周年を記念するものを残したいのか。それとも、80年間変わらず受け継いできたものを、この先も残したいのか。」
周年ロゴは80周年という特別な一年を象徴するものです。一方で、その一年が終わった後も変わらず中田工芸に残り続けるものは何だろう。そう考えたとき、私たちの答えはロゴではありませんでした。
それらを一言で表すなら、「Craftsmanship」という言葉に集約されると考えました。
だから今回の記念ハンガーには、あえて周年ロゴを入れず、代わりに刻んだのは、80周年を迎えた今だからこそ改めて伝えたい価値観です。この先100年後も、本当に残したいものは何か。突き詰めていくと、意外にも多くの言葉は必要ありませんでした。
記念品に託した「メッセージ」
私たちが残したかったのは、80周年という出来事そのものだけではありません。
相手の期待を超えるために、一手間を惜しまないこと。目に見える成果だけでなく、その先にある信頼を大切にすること。
そんな姿勢を80年間積み重ねることで、「Craftsmanship」を育んできました。そして、そのCraftsmanshipは私たちだけで築けるものではありません。
日頃から支えてくださるお客様、仕入先の皆さま、そして多くのパートナーの存在があったからこそ、磨き続けることができたものです。だからこそ私たちは、「Craftsmanship」という言葉に、職人技術だけでなく、これからも皆さまと共に仕事に向き合っていく誠実な姿勢を込めました。
このハンガーに服を掛けるたびに、 職人たちのことや、ものづくりの背景を少しだけ思い出していただけたら幸いです。


最後に、「法人記念品・ノベルティ」をお考えの企業様はぜひこちらもご覧いただければ嬉しいです。熟練の職人が一本一本心を込めて「感謝」の想いを形にいたします。
